フォーマットを作って敷居を下げる。そのための先行投資。

ほぼエッセイ

基本的に何事も「前倒し」が推奨されます。しかし、分かっていても「先延ばし」してしまうのが人間という生き物です。そんな背景には最初の一歩が踏みでないという事情があるのかもしれません。

ひとたび着手してしまうと、作業興奮の力も手伝って案外スピード感をもって進められたりするものです。となると、まずは最初の一歩をいかに踏み出しやすくするかが肝要です。

そのために行えることは色々あるでしょうし、世の中にもノウハウ的なものは出回っていますが、ここではフォーマット(テンプレ)の効力について論じてみたいと思います。書式・様式・フォーマット・テンプレートなど呼び名はいろいろありますが、どれもある程度の外枠が決まっていて、空欄を埋めたり部分的な修正を加えることで完成品ができあがります。

これの良いところは、まず、始める前からすでに半分できあがっているところです。白紙の状態から何かを作るのはツライですが、下地があればだいぶ(少なくとも心理的には)敷居が下がります。また、外枠は定まっているので本質的な内容だけに注力すればよくなります。概して、付随的な作業にはモチベーションはあがらないので、そういう面でも効果的です。

フォーマットというのは一番最初だけは作らなければいけませんが、一度作れば何度でも使い回すことができます。したがって、繰り返し行うだろうことほどフォーマット化する効用は大きいでしょう。そのために使う時間は先行投資なのです。

よって、これは習慣化にも応用できるでしょう。いかにして、先に行動様式(フォーマット)を固めてしまうか。それが出来ていないと、毎回立ち上がりに苦労することになり、結果として挫折する可能性が高くなります。

とはいえ、フォーマットを作ることを「先延ばし」してしまう場合はどうしたらいいんだ?という問いに対する答えがわからないのがツライところです、、、。

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