人生における機会損失に気をつけよ。

ほぼエッセイ

何か行動を起こして失敗するよりも、何もしない方が安全でよいかというとそうとも限りません。往々にして機会損失という視点が抜け落ちているからです。

何もしないという意思決定をしたということは、何のリソースも投下せず、場合によっては時間を浪費することも許容する、という選択をしたともいえます。時間やお金、あるいは労力というリソースを投下することで得られたかもしれないリターンを放棄してしまったということです。

確かに、それと引き替えに直接的にリターンがマイナスとなる事態はさけられたかもしれません。場合によってはそういう選択も必要でしょう。しかし、ずっと何もしなければ永遠に何かを獲得することはありません。犬も歩いてみなければ、棒には当たらないのです。

よしんば、「棒に当たる」が棒で叩かれる方であったとしても、歩く場所を間違うと叩かれるという学びはあります。つまり、経験が蓄積されるというわけです。

おそらく、人生において、生死に直結するほどの選択というのは人が考えているほど多くないかもしれません。恵まれた現代では、意外とどうにかなるというケースの方が多いやもしれません。だとすれば、事を起こすリスクというのはそれほど大きくなく、行動せずに経験を獲得できないリスクの方が大きいという場面は多いはずです。

そもそも当人が思うほど失うモノなんて持ってなかったりするので、機会損失の可能性を考えてさっさと行動してしまった方が吉かもしれませんね。

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