手を動かした人評価される世界と、動かさない人が評価される世界。

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一週間の非日常を終了して、今日からまた日常に戻ります。いろいろと刺激をうけて考えさせられる一週間でした。

 

さて、本日はまたITネタで。プログラマをどう考えるか。

筆者はいわゆる情報系の学部を卒業しているのですが、情報系の学部にいるとプログラミングがすごくできる人と、ほとんどといっていいほどできない人に二極化します。おそらく、これは筆者のいた大学に限ったことではないようです。もちろん筆者は後者です…。。前者のような人は、大学に入ってはじめてコンピュータに触ったというような人でも半年ぐらいであっという間に頭角を現し、ばりばりコードを書けるようになります。その伸び方は相当なものです。それを見て、当時の筆者は「あぁ、こういう人がGoogleのような企業にはたくさんいるのだろうな」と思ったものです。

 

実際、GoogleやAmazon、Facebookといった企業は世界中から優秀なプログラマを採用していまし、優秀な学生はそういった企業に就職することを夢見ます。Googleの話は書籍などでもよく取り上げられますが、コードを書いて動くものを作る人こそが評価されアイディアだけ(口だけ)出しても評価されないそうです。先日筆者が受講した研修の講師はアメリカで普段働いている方だったのですが、上記の傾向はアメリカのIT企業一般にいえることだそうです。つまり、コードの書けない人間が評価されることなどないし、優秀なプログラマは決してチープレイバーなどではないということです。

翻って、日本のIT業界はどうでしょうか?

ニコニコ動画の核となる部分を一人のプログラマが数日で書き上げたという逸話がありますが、そういったケースは非常に例外的です。ITゼネコンと揶揄されるように業界を牽引している企業の人々は実際にコードを書くことはほとんどありません。コードを書かないと評価されないどころか、コードを書いていると評価されない風潮すら漂います。現在は非常にドメスティックな産業構造ですから、それでも収益をあげることはなんとか可能でした。しかし、グローバルな競争に打って出たらどうなるのでしょう?

この先は荒波が待ち受けているような気がします。

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