絶対的な孤独。

未分類
人はみな孤独だというのは一つの事実ですが、何かに秀でた人は例外なく孤独です。それが能力であっても、権力であっても、資本であってもです。
このようなものは多くの場合、ピラミッド型のヒエラルキーを形成します。そして、ヒエラルキーの上に行くほどその人数は少なくなります。当然、マイノリティです。そして、頂上まで上り詰めたならば、たった一人になります。必然的にその人は孤独です。それも2番目以降の人とはおそらく比べものにならないほどに。
なぜなら、2番目以下の人にはまだ上位を目指すことができますが、ヒエラルキーの頂点に立つとあとは下からの追い上げがあるだけで、追い抜くべき人はもはや存在しません。したがって、それまでとは異質の孤独感を味わうことになるでしょう。
だからこそ、人生で何かにおいて突き抜けた経験を持った人間は様々な場面で強さを発揮するといわれるのかもしれません。
ヒエラルキーを上るほどに孤独感は強まるでしょうが、それは相対的な孤独に過ぎず、ヒエラルキーの頂点に上り詰めた人だけが絶対的な孤独なのです。この孤独を生き抜く心構えができているかで、ヒエラルキーの頂点にたった人間がその後、活躍できるかが決まるのかもしれませんね。
タイトルとURLをコピーしました