コミュニケーションにおける図の重要性。

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デジタルの話の続きはさらに明日に回して、ちょっと今日は別な話題。

ここ数ヶ月意識していることの一つに、「コミュニケーションはできる限り図を用いて行う」というものがあります。
おそらく研究室時代に、ゼミになると必ず先生に「言葉で言ってもわからないからとりあえず絵を描いて」といわれたことが源流です。

どんなに、価値観や人生経験が近いもの同士でも話者の脳内にあるイメージを100%伝えることは不可能です。まず、話者が言語化できるかどうかが一つの関門。さらに、それを相手に伝わる表現に出来るかどうか。さらに、受け手が話者の意図したような解釈をしてくれるかどうか。各フェーズにおいて、少しずつ情報は不正確になっていきます。したがって、話者と受け手では脳内にあるイメージに相違が生まれます。この相違をいかに少なく出来るかが「真のコミュニケーション能力」といえるでしょう。(IT業界の採用ページに書いてある「コミュニケーション能力」の定義が何なのかは未だ知りませんが。。)

さて、コミュニケーションの際に両者の共通言語を用いるのは言うまでも無いことで、日本人同士ならもちろん日本語を使うわけですが、言語には必然的にあいまいさが含まれます。また、多義語という存在もあることから話者の意図を言語だけで伝えることは抽象概念を含むほど困難を伴います。それを補うのが図です。道案内を口頭で行う場合と地図を用いる場合を比較すれば明らかなように、図を用いてコミュニケーションを行うことで情報伝達の確実性をあげることが出来ます。ときに言語では表現しにくいイメージも図であれば伝えることが可能になるかもしれません。そして、コミュニケーションにおいて両者が同じものを見ているという事実がよりコミュニケーションを確実なものにするのではないかと考えています。

ほんとはあまり図を書くのは得意ではないのですが、ぼちぼちがんばります。というわけで、とりあえず、ホワイトボードノート用のマーカーを仕入れてきました。

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