■ 計算機科学(≒IT)の世界では
「解空間」という単語があります。
(数学でもよく使われますが)
解空間とは、
答えが存在するかもしれない領域
のことであり、
それが、答えの候補となる選択肢の数
ということになります。
(なんだか難しい話になってしまいましたね、、)
小難しくなりましたが、、
この概念は人間の思考にもあてはまる
だろうというのが今回のテーマです。
■ 人間の思考は目に見えないので
第三者からそれをうかがい知ることは難しく、
結果として出てきたアウトプット
からそれを類推するしかありません。
ただ、それは極めて曖昧な精度であり
ありきたりなアウトプットだからとって
その背後にある思考までもそうであったかは
第三者にはわかりません。
言語能力がありコミュニケーション能力の
高い人は自分の意図を
相手にとっての当たり前な概念で
伝えるのではないでしょうか。
とすると、コミュニケーションの受け手は
相手の能力の高さには気付きにくいでしょう。
しかし、それは多くの語彙から「これ」と
思われるものを選んでいるわけです。
■ 上記はコミュニケーションを例にとりましたが
思考が絡むことならすべて同じでしょう。
何らかの課題を解こうと思考するとき
使えるのは自らの知識と語彙力です。
思考は言語として結実するので、
語彙力がないと、
考えたことをアウトプットとして
外界に上手く示せません。
結果として、思考の結果は語彙力に
相当程度は依存することになります。
■ 思考力を鍛えるには語彙力も
鍛えないとだめそうですね。
今日の【まとめ】
■ 思考というのは第三者の目には見えない
■ アプトプットから思考の質を推し測るのは難しい
■ 思考力を高めるには語彙力が必要