将来予測は難しい。

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世間はiPhone5の予約開始に話題沸騰といったところでしょうか。え?一部のガジェットオタクだけ?(笑 さて、iPhone5ではまたSIMカードが小さくなるようです。SIMカードを開発したときにここまで小さくなることを予想した開発者はどれだけいたでしょうか?将来予測は難しいですね、というのが今回のお話です。

コンピュータの世界が日進月歩であることは周知の事実ですが、それゆえに当初は十分だと思われていた仕様が足かせになるというのは随所にあります。最近だとIPアドレスの枯渇問題がありますが、これも設計当初に42億台分あるIPが枯渇すると予測するのは難しかったでしょう。

SDカードも段々と小さくなっていき、いまはmicroSDの大きさでも十分な容量がまかなえることから、Eye-fiのように余った空間に無線モジュールを組み込むなどというアイディア商品も登場しています。とはいえ、開発当初にここまで大容量で小型になるとは思われていなかったのではないでしょうか。SIMカードにしてもSDカードにしてもハードが小型化されるに従って相対的に大きさが目立つようになった好例かもしれません。

とはいえ、IPアドレスにしてもSIMカードやSDカードにしても、当初から最大限の余裕を持った設計にできるかというと、それはまた別のお話です。新技術の開発当初にはその技術が一般に広まるかどうかさえ怪しいわけですから、多大なリソースを投入して余裕を持った設計にするのは無理な話です。いくら革新的な技術規格であっても技術そのものが普及しなければ意味がありません。メモリカードなどはあまり普及しなかった規格が実際に存在します。

そういったことを考えると、まず将来予測をすることが難しいと言うことの他に、仮に予測できたとしてそこにリソースを投入すべきかどうかという判断も必要になるので、一概に先見性のある・なしを語るのは適当ではないかもしれませんね。

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