BtoCのBはこの先どうなっていくのだろう。

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youtubeやニコニコ動画というものは、映像の見方というものを変化させました。身近な映像といえばTVだった時代は何時にどの番組が放送されるが決まっていて、見る側がそれに合わせるのが当たり前でした。そこにインターネット上で好きな時間に好きな映像作品をみるというオンデマンドな視聴形態が生まれました。

書籍の分野においても、Amazonは注文が入ってから本を印刷して配送するPOD(Print on Demand)という販売手法を徐々にすすめつつあります。いまのところ日本では洋書に限るようですが、和書も出版社などとの合意がとれれば徐々に広まっていくことでしょう。

 

より個人の好みやライフスタイルに合わせてサービスの提供形態が変化していくのは避けがたい気がします。そうなったとき、個人にサービスを提供する側はどうなるのでしょうか?言い換えると、BtoCのBの側はいまと同じ形態で生きていけるのでしょうか?

プラットフォームを提供する事業者はマスが相手になるので問題はないでしょう。たとえば、iPhoneはインストールするアプリによって個々人にカスタマイズされたiPhoneを作りだせますが、iPhoneを販売するAppleは単一の製品を作っているだけです。youtubeもニコニコ動画もAmazonもプラットフォーム側になるので大規模で画一的なプラットフォームを提供すれば問題ありません。しかし、プラットフォームの上にあるいわばソフトは、マスに向けたモノではなくなっていくでしょう。

そうなったときに、はたして大規模組織というのはどれだけアドバンテージを保てるのでしょうか。電機業界においてコンシューマ向け商品に起きているのは価格の低下というとめどなき消耗戦です。プラットフォームたり得ない液晶テレビなどは最大手ですらどれほどの利益が出ているかあやしいといわれています。

 

もしかすると、数十年後にはいまとはちがう世界になっているのかも、などと思ったりします。

 

 

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