時は金なり。交渉にかける時間をどう金銭換算するか?

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引越の見積もりをとりつつ考えたことを。

 

時は金なりとは言ったもので、日々忙しく過ごしている人ほど時間こそがもっとも貴重なリソースだと感じているのでしょう。なぜなら、時間は1日24時間以上にはならないから。お金でサービスを買うことで間接的に時間を買うことはできますが、どんなに買ってみたところで、1日が30時間になるわけではないので。

 

時間単価というものを考えていくと、値下げ交渉というのもなかなか考えものです。交渉には当然、時間がかかります。もし1時間交渉して、1万円の値下げを引き出したとすれば、その1時間は1万円の価値を生んだことになります。つまり、1時間の価値=1万円。

一般的なサラリーマンの手取り賃金を時給換算すると数千円がいいところでしょうから、上記の例で行けば値下げ交渉は明らかにプラスでしょう。1万円の手取り賃金も1万円の支出抑制は原則等価と考えられるので。

 

このような議論をすると、「1時間節約したからといって、その1時間で賃金のでる労働ができるとは限らない」という主張に出会います。それに対してはこう再反論しておきます。

時間が有り余っていてしょうがないのでなかれば、より自分の人生にとって価値のある行動にそれをあててみてはどうでしょう?それこそプライスレスなことに。それは、友人との時間かもしれないし、家族との時間かもしれないし、買い物かもしれないし、人知れず引きこもりかもしれません。あるいは、将来より大きな価値を生むための投資として時間を使うという選択肢もあるでしょう。

 

このように考えて、もし値下げ交渉をせずに上記の例では1万円の値下げを放棄したならば、そのひとは1時間を1万円で買ったことになります。これも一つの時間の買い方といえるでしょう。

手持ちの資金が少ないから1万円なんて貴重!という人もいる(私はそうです)一方で、年収数千万、数億という人にとってみれば1万円よりも1時間のほうが遙かに価値があるでしょう。このようにいうと富裕層にしか関係の無い話のように聞こえますが、規模が違うだけでこの類いの話はそこかしこで起きているはずなのです。

もちろんお金を無駄遣いする必要はないし、適切に支出は絞るべきですが、その対価として貴重な時間を支出していなかだけは常に意識しておいた方がいいのではないでしょうか。人はみな、いまこのときも刻一刻と死に向かって歩いているのですから。

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