新人SEに勧めるやっておくべき一つのこと。

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新年度スタートということで、IT業界にもまた新人が入ってくるのですね。そんなIT業界に入ってくる新人に基盤系SEである筆者から覚えておいてもらいたいこと。

 

一度でいいから、PCを自作してみることを強く勧めます。

IT業界に飛び込んだ人はたいてい基本情報技術者ぐらいは勉強するとは思いますが、果たしてそれれらの知識と普段の業務に関連性があることを理解している人がどれほどいるのかは疑問が残ります。「資格がとれたからといって業務で役に立つとは限らない」という主張は「真」です。しかし、「業務に役立つ知識が資格試験では得られない」というのは「偽」です。

確かに試験は知識を問うことが多いので、単に知識だけを知っていても合格することはできます。そして、業務では単に知識だけ知っていてもだめなこともあります。だからとって知識がない人間が業務でよい成果をあげることはありません。業務でよい成果をあげる人間は当然知識も持っています。そして、情報処理試験は少なくともそういう人間は簡単に合格できるように腐心した作問が多く見られます。知識と経験の両方が必要なのです。

さて、主題に戻ります。PCの自作を冒頭で勧めたのは知識に経験をリンクさせるためです。情報処理試験の勉強をすればコンピュータアーキテクチャの基本的な知識を得ることはできます。それを経験とリンクさせるには実際にコンピュータを組み立ててみるのが手っ取り早いです。CPUがどのようなもので、メモリがどのようなものかぐらいは実際に手で触って知っておくべきです。近年のPCはパーツの組み合わせでしかないので、マイコンをいじった経験をお持ちの世代からみればそれでも生ぬるいと言われるでしょうが、触ったこともないよりははるかにましです。

 

コミュニケーション能力だけではシステムは作れないのですから。

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