オーディオブックは日本では普及しないのか?

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楽天がkobo Touchを発売して、今度こそ電子書籍元年という今年ですが、今回はオーディオブックがテーマです。

 

数年前に勉強やスキルアップ系のテーマがビジネス書で流行しました。当時の書籍ではよくオーディオブックが教材の一つとして紹介されていたように思います。しかし、当時は日本語のオーディオブックは皆無に近かったので、主に英語の勉強を兼ねるという利用法か英語のリスニングがある人が利用するものといった感じでした。

アメリカは車社会であるから通勤中の車の中で聴いているビジネスパーソンが多いという記述を読んで、日本では都会に行くほど車通勤の割合が減るのであまり普及しないのかな、などと変な納得をしていました。

しかし、よくよく考えてみるとむしろ日本の方がオーディオブックと親和性が高いはずです。通勤電車の中でいったいどれだけの人が耳にイヤホンをしているでしょうか?その割合たるや相当なものです。WalkmanやiPod、あるいはiPhoneといった携帯音楽プレイヤーを所持していない若年層はほとんど皆無に思えます。これだけ音源の再生装置を持ち歩くことが日常に浸透しているなら、オーディオブックを聴く土壌はあるわけです。

最近は日本語のオーディオブックを一定数ラインナップしている企業も現れてはいるものの、電子書籍のように注目をあびているわけではないですし、爆発的に普及するとも思えません。確かに新刊本がすぐにオーディオブック化されているわけでもないですし、価格も書籍版よりも割高であるという点は普及の妨げになるかもしれません。とはいえ、それが普及の妨げとなる決定的な要因なのかは判然としないというが筆者の感想です。

あまりすっきりしない結論になってしまいました。オーディオブックについてはいずれまた考えてみたいと思います。

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