有能な人が普通な人であるわけがない。

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これは筆者の経験則に基づく帰納的な結論なので、真実かどうかはわからないのですが、「有能なひとは常人には理解しがたい言動をとることが多い」と思います。

 

筆者は自分のことを「普通の人」だとは思ってないのですが、「普通の人」という単語を使うとよく上司に「普通の人なんて存在するの?」と怒られます笑。普通の人というのを世の中の人間の平均的な像だとするのなら、ほぼすべての人はその平均的な像から幾ばくかは外れているはずなので、普通の人なんて存在しないというのは最もな指摘です。

しかし、それでは話が進まないので、ここでは平均的な像からある一定範囲内を普通の人ということにしておきます。

そもそもある能力がずば抜けている時点で普通という枠組みの外に出てしまうのですが、筆者が冒頭に提起した命題はその能力と関係ない(関係なさそうに見える)点においても普通という枠組みの外にでることが多いという主張です。

 

端的にいえば有能な人は「ちょっとネジの数本はずれてるよね」っていう人だということです。

 

世間ではダイバーシティとか言われてますが、日本文化というのは「出る杭は打たれる」文化で、企業組織もその例外ではないわけです。企業のエライ人は「有能な人材が欲しい」と言いますが、有能な人材はちょっとネジ外れてるので、出る杭として打たれてしまうわけです。結果として残るのは型にはまった人間です。

組織において上り詰めて伝記や自叙伝が出るくらいの成果をあげた人の記述を読むと、たいてい当人は平均的な像を外れていたがそれを許容してくれる組織文化があったとか、許容してくれる人間がいたという話が出てきます。そして、そんな環境にいた自分はラッキーだったと当人が振り返っているパターンが多いような気がします。

そんな偶然性に左右される脆弱なシステムの上に日本の組織はのっているのですね。

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