教わるよりも教える側に回る方が得。

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夜な夜な、とあるセミナーの音声CDを聞きながら、昔のことを思い出したので一筆。

 

まだ若かりし10代の頃のお話です。

どのような経緯だったかは忘れましたが、授業中に定期テストの自習をしていいことになったのです。当時、学校でそういう時間がとれたときには周囲の人の疑問に答える(教える)ことが多かったのですが、その日は「教えるのはだめな。」と先生が条件をつけました。その理由は「教えると、教わる側だけが得をして、教える側はなにも得られないから」だと。

その主張には、当時にも疑問を抱いたのをはっきり覚えていますが、近年にははっきりと間違いだと確信するにいたっています。

 

明らかに教わるよりも、教える方が遙かに得です。教えるためにはかなり体系立った知識が脳内で確立されていないとダメです。そしてその一部を放出して教えるわけです。したがって、教える側と教わる側では教わる側の方が圧倒的な量と質の知識を持っているわけです。

しかも、明らかに教えることによって脳内が整理され、より強固な知識となって自分自身に再吸収されるのです。だから、教えた内容というのは忘れにくくなる。

あるいは、教えてみて自分の理解の甘さに気づくこともある。

常々、勉強とは「分かっていることと分かっていないことを、分ける」ことが第一歩だと思っているので、分かっていないことが分かるというのは非常に重要です。分からないことが分かれば、そこをまた学べばいいのですから。

このように教えるということはメリットがないどころか、メリットだらけとすら思えるのです。

 

つまり、何が言いたいかというと、「セミナー講師ってお得すぎるだろ」と(笑)

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