【新人SE応援企画】公式ドキュメント読んでますか?

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本日はSEとしての心構えについて。

「当たり前に思われることを当たり前にやる」だけで世の中では集団の上位20%ぐらいに入れてしまうことが多いように思います。SEも例外ではありません。今日はそんな当たり前に思えるけど他の人がやっていないことを紹介します。

それは「公式ドキュメントを読むこと」です。

 

ハードウェア製品であれソフトウェア製品であれベンダーが提供するドキュメントが存在します。OSSでもコミュニティが作っているドキュメントが存在します。プログラミング言語には仕様が存在するので仕様書が存在しますし、ライブラリにもドキュメント存在します。

製品やソフトウェアを使ってシステム開発をするのだから、それらのドキュメントを読むのは当たり前に思えるかもしれません。しかし現場ではそういうことをしているSEは希です。「10日でわかる~」系の本に手を出すか、リファレンス系の本を持っているSEはそこそこ多いですが、公式ドキュメントを手元におくSEはそれにくらべるとだいぶ少ないです。ヒドイ場合はGoogle一辺倒という場合もあります。

確かに、公式ドキュメントというのはベンダーの出しているものを中心にわかりにくい表現が多かったり、延々と文章が並んでいる文字だけのドキュメントだったりと取っつきにくい部分が多いのは確かです。たとえば、Windowsのヘルプを参考にWindowsを勉強する人がいないのは、それに加えて画面上では読みづらいインターフェースということもあるでしょう。PDFで1000ページを超えるドキュメントなどは見る気も起きないというSEが多いことも事実ですし、理解はできます。

しかし、情報というのは情報源に近ければ近いほど精度が上がるのが自然の摂理です。製品やソフトを作っている組織が出しているドキュメントを開きもしないのはプロとしてSEをやる身としてはいかがなものかと思います。

実際に読んでみるとにいろいろなことが書いてあることがわかるはずです。確かに、巷の解説本の方がわかりやすく書いている箇所もありますが、解説本には書いていないことも書いてあったりするのです。最新の情報ほど、公式ドキュメントでかつ英語でしか提供されいなかったりするので、それらを読めるだけでほかのSEとは一歩違った情報を得ることができます。

 

新しい試みを行ったときに、どういう工夫をしたんですか? ときかれて 「公式ドキュメントを熟読しました」というのが回答として成立してまう現状がどうなのかという疑問はあります。しかしそれが現実なのですから、まずは当たり前に思えることを着実に進めていくのも必要だと思います。

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