知識労働者とIT土方の狭間で。

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知識労働者(Knowledge Worker)とは、ドラッカー氏が『断絶の時代』ではじめて登場させた言葉といわれている。
今日では、ドラッカー氏を知らない人でも知識労働やKnowledge Workerという単語ぐらいは聞いたことがあるだろう。なんせ、これからは知識労働者の時代だと言われているのだから。

自分がどれだけドラッカー氏の言わんとしていることを理解しているかに自信はないが、つまるところ成果にフォーカスした働き方だととらえている。いわゆる工場労働者や肉体労働者のように誰が働いていても単位時間の生産性が大きくは変わらない働き方から、その人の能力ややり方次第でいかようにも単位時間あたりの成果(生産性)が変わる働き方。そのベースとなるのが知識であると。言ってしまえば、手を動かした時間そのものには価値はなく、出した成果に価値があるという仕事のやり方。

自分の目指すところが、知識労働者であることはだいぶ前から揺るがないのだが、現実に目の前に広がっているのはある種の肉体労働である。たしかに、表面的には肉体を酷使する労働ではないが、成果は労働時間で計られ、もちろんその報酬も時間により支払われる。そして、心身は想像以上に酷使され、35歳で引退と呼ばれる職種。これが「IT土方」と名付けられていると知ったとき、言い得て妙だと思ったものだ。

さて、ここからどうやって知識労働者へとシフトして行こうか。まずは、単に手を動かすだけの時間(第I領域)を減らし、未来のために手を動かす(第II領域)を増やすことに注力しよう。

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