ITエンジニアが論理的に/ロジックでいろいろ考えてみるblog 進化途中なのでいわゆるβ版。

キャリアが真に「キャリア」になる時代。

2012.10.11

docomoが冬モデルの発表会を行ったようです。全機種Xi対応ということで、いよいよLTEの本格到来といったところでしょうか。記者の「iPhoneの取り扱い予定は?」という質問に対し、やはり「ない」と答えたようです。ネットワークの土管化は避けたいということでしょうが、iPhoneを扱うにせよ扱わないにせよキャリアが土管屋になるのは避けられない気がします。

LTEの普及で数十Mbpsの速度は期待できるようになりつつあるとはいえ、転送量の制限などを考えるとまだ光ファイバーを使った有線インターネットを自宅に引き込む人は多いはずです。しかし無線LANのAPが低価格化したことや、LANポートを持たない携帯端末が増えてきたこともあって家の中は無線LANの電波を流している家庭も多いはずです(集合住宅だとたくさんAPが検出されますし)。

そうなるとスマートフォンも自宅では無線LANで使うでしょうから、キャリアの回線と自宅の有線回線をほとんどシームレスに使い分けています。さらに、キャリアは通信をオフロードする目的で街中にも無線LANのAPをせっせと敷設しており、その切り替えも自動で行われるようになっています。

極論を言ってしまえば、ユーザは端末がネットにつながって速度がそれなりに出てればそれでいいのです。その証拠に、有線のインターネットにおいてNTT系列がいいのかKDDIがいいのかについて回線品質で選ぶユーザは超少数派です。あるいは、どこのISPがいいかなどというのもほどんど話題になりません。速さがそこそこ出ることはわかっているので、あとは安ければいいということになります。回線業者やISPはいろいろと付加サービスは提供していますが、それが決め手で業者を選択する人は希でしょう。

同じ事が携帯キャリアでも起こるのかもしれません。docomoにiPhoneがないといってもGalaxyが一番人気なようですし、スマートフォンならばAndroidであることに変わりはありません。アプリをいれて自分好みカスタマイズするのであれば、WindowsのPCがどこのメーカでもいいように思えるがごとく、端末メーカもどこでもいいのかもしれません。

つまりOSやアプリのレイヤーへと関心は移っていき、ハードやキャリアというレイヤーはコモディティ化していっているとも言えます。この流れでいくと、iPhoneがあろうがなかろうが、キャリアが「キャリア」以上でも未満でもない存在になる日もそう遠くはないのかもしれません。


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