■ インターネットの速度表示には
「○○Mbps」
という単位が使われます。
そして、たいていの場合
「※数字は理論値です」
という但し書きがついています。
平たく言えば、
「実際にはこの数字ほどは出ません」
と言っているのです。
理想的な条件がそろった場合に
どれだけのデータが流せるかを
示しているのが理論値で
現実には回線の混雑やノイズ、
アプリケーションの処理などが
入るので当然それより遅くなります。
■ インターネット接続サービスの多くは
「ベストエフォート型」
と呼ばれる提供形態をとっています。
これまた平たく言えば、
「出来るだけがんばるけど、
速度でなかったり、接続出来なくても
許してね」
という契約形態です。
万一つながらない状態になっても
基本的に文句は言えないのです。
(長期間の場合は払い戻しが
あったりはしますが)
一定速度が出ることを保証する
「帯域保証型」のサービスも存在は
しますが、
価格は非常に高く、法人向けなので
一般ユーザが使う機会はまずありません。
現状の設備でまかなえる通信を
みんなで分け合うことで、
そこそこ安価に通信を実現しているのが
ベストエフォート型サービスなのです。
ゆえに、利用者が集中する場所や
時間帯では遅くなることは必至です。
ちなみに、それがより顕著になるのが
格安SIMを使った場合です。
多くの利用者が集中するときを基準に
回線設備を用意するわけではないので、
(そうしたら安くなくなります…)
昼休みや夕方などに速度が低下するのは
ある程度はやむを得ないのです。
■ このあたりはある程度割り切って
使うしかないでしょうね。
今日の【まとめ】
■ キャリアが提示する理論値が出ることはまずない
■ ほとんどのネット接続はベストエフォート型
■ みんなで分け合っているので集中すれば遅くなる