■ 今回は少し抽象的なお話。
世の中には喜怒哀楽が激しい人も
いれば非常に温厚な人もいます。
ただ、いずれにしても人間である以上
感情に波はあるでしょう。
そして、知的プロフェッショナルの
アウトプットはどうしても感情に
左右されやすいものです。
単純肉体労働であれば、
たとえ悲しくとも、怒っていても
淡々と定められた通りに作業をすれば
一定程度のアウトプット(成果)は
出すことが可能でしょう。
(それが心身によいかは別として…)
しかし、知的プロフェッショナルが
平常心をうしなってはほとんど仕事に
なりません。
斬新なアイディアを出すことは
出来ないでしょうし、
種々の制約条件を加味して最適な
選択肢を選ぶなどというのも
難しいことになるでしょう。
穏やかな心でなければ冷静な判断力を
もって良質な思考をまわすのは困難
というわけです。
■ したがって、知的プロフェッショナルは
いかにして良質な思考が出来る状態を
維持し続けるか?
が成果をあげる上で大きなテーマに
なってきます。
安定した精神状態を手に入れる自己鍛錬も
もちろん必要でしょうが、
身を置く環境にも目を配る必要があるでしょう。
温厚な人でも時に気分を害する出来事は
おこるわけで、
出来るだけそういう場面に遭遇しないよう
あらかじめ手を打って置くのが肝要でしょう。
■ 街を歩いているとイヤホンをして
音楽などを聴きながら歩いている人を
見かけますが、
考えようによってはこれも一つの
自衛手段かもしれません。
喧噪の中にいけば一定確率で不愉快な
音も聞こえてくるわけで、
これを音楽を聴くことでシャットアウト
するのは防音という観点で効果がありそうです。
(音楽による精神への好影響も見込めますが)
■ 考えてみると他にもいろいろと
打てる対策はありそうですね。
今日の【まとめ】
■ 知的プロフェッショナルは平常心が
良質なアウトプットのカギ
■ いかに良質な思考を行える環境を
維持するかに腐心すべし
■ 耳からの情報を音楽などでシャット
アウトするのも一つの手?