■ こういう二元論的な発想がよいかは別として、
世の中には、
「技術的なことに対する」知的好奇心
を感じる人と感じない人がいるようです。
カッコ書きした「技術的」の部分に対して
特に好奇心を抱くのが
「エンジニア」
というカテゴリのの人々かもしれません。
その対象が
Information Technology
だと「ITエンジニア」になります。
■ 通常、多くの人にとっては
「技術は手段」
に過ぎません。
しかし、
技術的なことに知的好奇心を感じる人には
「技術が目的」
になり得るのです。
■ ただ、それは極めて限られた人々であって、
「で、その技術ってなにがうれしいの?」
というのが世の中的な関心事です。
これに答えられないと、
世の中には普及していきません。
■ そういう意味では、
IT
というのは、
すでにITシステムが大量導入されている
大規模組織にとっては
「あまりうれしくない」
状況になりつつある気がします。
簡単にITで効率化が行える、
いわば、メロンの一番美味しい部分を
食べてしまった状態です。
いまはメロンの皮に近くなっているのです。
■ 一方で、
個人事業主・零細企業
レベルだと、
まだ美味しい部分を食べてない人(法人)も
多いような気がします。
これまではIT投資はイニシャルコストが高く、
資本力に乏しい小規模事業者には手が出しにくい
存在だったかもしれません。
しかし、クラウドサービス化の波によって
イニシャルコストを最低限におさえてITに
手を出すことが可能になりました。
クラウドサービスに対して及び腰な大企業が
多い状況を考えると、
これは小規模事業者にとってはチャンスいえるかも
しれませんね。
今日の【まとめ】
■ 重要なのは「その技術の何がおいしいか?」
■ ITの美味しい部分は大企業ほど食べてしまっている
■ クラウドサービスは小規模事業者には福音か?