■ 筆者は、ITに関する知的プロフェッショナルだと
標榜させていただいておりますが、
IT業界には色々と資格試験があります。
メジャーなところだと、経産大臣が認定する
情報処理技術者試験というがありまして、
筆者も
基本情報技術者
情報セキュリティスペシャリスト
ネットワークスペシャリスト
は取得したのですが、いくつか種類が
あります。
知的プロフェッショナルの知識レベルを
認定する試験は、
国家資格から民間資格まで色々あるので
何かしらの試験を受ける知的プロフェッショナルは
多いことでしょう。
■ ところで、情報処理技術者試験が終わると
某巨大掲示板では答え合わせが行われ
「あの問題は悪問だ」
「この回答でもいいんじゃないか?」
などなど、
ともすると出題者に問題があるかのような
議論が行われます。
以前は、筆者も同じようなことを考えつつ
眺めていたのですが、
資格を取得してしばらくすると
それらの多くが的外れであったことに気付かされます。
問題というのは何らかの意図があって
出題されるわけで、
「問題の趣旨」というのが存在しますし、
そのウラには出題者が問いたかったことが
あるわけです。
その根源的な部分が理解できれば、
「なぞ出題者はそれを出題したのか?」
「なぜ今回のような設定が生まれたのか?」
に思いをめぐらすことができます。
当然、正答にたどり着くのは容易になりますし、
そこに至るプロセスも自信をもって説明できるように
なります。
もちろん、机上試験という性格上
悪問が存在することは否定しませんが、
その数は受験生が思うほどには多くないはずです。
■ 資格を保有していても
ぎりぎり合格点で取得したのか?
出題者の意図まで分かるようになったのか?
という二つのフェーズがあることになりますね。
自らの保有している資格試験の過去問をみて、
出題者の意図までわかるかを確認してみるのも
おもしろいかもしれません。
今日の【まとめ】
■ 知的プロフェッショナルの世界には資格試験が多数
■ 理解が深まると出題者の意図までわかるようになる
■ 過去問を見て出題者の意図を推定してみるのも一興