【IT論考β】 ノンフィクションに強そうで強くないネット界。[#132]

IT

■ インターネットとSNSによって
  誰もがニュース記者となりうる時代です。
  
  実際、大きな事件・災害の場合には
  個人が撮影した写真・動画がネットに掲載されます。
  
  それら、TVなどの既存メディアに
  使われることも多いようです。
  
  
  ネットというメディアの取材力を感じつつ、
  とはいえ、
  
  【十三億分の一の男
      中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争】
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  だったり、
  
  
  【ドキュメント パナソニック人事抗争史 】
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  を読むと、
  ネット上に出ている情報はいかに軽薄かを
  思い知らされます。
  
  
  上記はどちらも大規模組織における
  権力闘争を描いたノンフィクションです。
  
  
■ 長期的かつ多人数への取材が必要になる
  ノンフィクションとなると、
  まだまだネットではかなわないようです。
  
  
  この種の話なら情報源に直に接触して
  はじめて得られる事も多々あるはずで、

  バーチャルな世界からは永遠に到達できない
  領域なのかもしれません。
  
  
  このような情報が高々2千円弱というのは
  非常に安いと言えるでしょう。
  
  一方で、ネットの世界ではお金を払っても
  これほど密度のある情報は得られません。
  
  
■ 知的プロフェッショナルがどういうメディアを
  情報源にするべきかは考えないといけないですね。
  
  おそらく、適切な比率で配合することに
  なるのでしょうが…。
  
  
 今日の【まとめ】
 ■ ネットというメディアの取材力は高い
 ■ しかし、ノンフィクションが書けるかというと別問題
 ■ 情報源の選び方というのは考えどころ

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