【IT論考β】 身近な身近なベンダーロックイン。[#94]

IT

■ IT系のツールやサービスを使うにあたっては、
  提供終了の可能性も考慮しましょう
  
  というお話をしてきました。
  

  エンタープライズな世界では、
  特定のベンダー(メーカー)の製品にどっぷりと
  浸かってしまい
  
  他社の製品・サービスに移行出来なくなることを
  「ベンダーロックイン」と恐れられています。
  (もちろん、恐れるのはユーザ企業側ですが)
  
  
  とはいえ、ロックインするほどのベンダーは
  金額が高くとも相応には製品・サービスの提供を
  続けてくれるので、
  
  幸か不幸かシステムは稼働し続けることが出来ます。
  
  
  しかし、コンシューマ向けの製品・サービスは
  いつなんどき
  
   【販売終了/サービス終了のお知らせ】
   
  と題されたプレスリリースが出ないとも限りません。
  
  
  あっさりとはしごを外されることもないとは限らないのです。
  
  
■ 例えば、
  Googleは偉大なる企業であり、素晴らしいサービスを
  多々生み出している一方で、
  
  これまでに提供を終了したサービスも多くあります。
  (それなりに人気があっても、です)
  
  
  さすがにないとは思いますが、
  もしGmailの無償提供をGoogleが終了したら
  
  いくら払うつもりでGmailを利用しているでしょうか?
  あるいは、ちゃんと他社に移行出来るようにしているでしょうか?
  
  (ちなみに、Googleは同等の企業向けサービスを
   1ユーザ約6千円/年で提供しています。)
  
  
  データの保管を他者に任せるときには
  Exit戦略を頭の片隅に置いておく必要性を
  少しは意識していただけたでしょうか(^_^;
  
  
■ まぁ、筆者の場合は
  Appleにベンダーロックインされているので、
  
  この先、Appleが凋落してしまったら、
  どうやって逃げるかが目下の課題です、、、。
  
  
    
 今日の【まとめ】
 ■ 特定企業の製品・サービスに依存することを
   「ベンダーロックイン」という
 ■ コンシューマがベンダーロックインに陥ると
   万が一のときに怖い
 ■ もし、Gmailがなくなったら??

タイトルとURLをコピーしました