■ IT系のツールやサービスを使うにあたっては、
提供終了の可能性も考慮しましょう
というお話をしてきました。
エンタープライズな世界では、
特定のベンダー(メーカー)の製品にどっぷりと
浸かってしまい
他社の製品・サービスに移行出来なくなることを
「ベンダーロックイン」と恐れられています。
(もちろん、恐れるのはユーザ企業側ですが)
とはいえ、ロックインするほどのベンダーは
金額が高くとも相応には製品・サービスの提供を
続けてくれるので、
幸か不幸かシステムは稼働し続けることが出来ます。
しかし、コンシューマ向けの製品・サービスは
いつなんどき
【販売終了/サービス終了のお知らせ】
と題されたプレスリリースが出ないとも限りません。
あっさりとはしごを外されることもないとは限らないのです。
■ 例えば、
Googleは偉大なる企業であり、素晴らしいサービスを
多々生み出している一方で、
これまでに提供を終了したサービスも多くあります。
(それなりに人気があっても、です)
さすがにないとは思いますが、
もしGmailの無償提供をGoogleが終了したら
いくら払うつもりでGmailを利用しているでしょうか?
あるいは、ちゃんと他社に移行出来るようにしているでしょうか?
(ちなみに、Googleは同等の企業向けサービスを
1ユーザ約6千円/年で提供しています。)
データの保管を他者に任せるときには
Exit戦略を頭の片隅に置いておく必要性を
少しは意識していただけたでしょうか(^_^;
■ まぁ、筆者の場合は
Appleにベンダーロックインされているので、
この先、Appleが凋落してしまったら、
どうやって逃げるかが目下の課題です、、、。
今日の【まとめ】
■ 特定企業の製品・サービスに依存することを
「ベンダーロックイン」という
■ コンシューマがベンダーロックインに陥ると
万が一のときに怖い
■ もし、Gmailがなくなったら??