■ 知的プロフェッショナルが使いこなすべき
パソコンのお話です。
ITの世界は変化が激しいので、
日々新しいソフトやツールがリリースされます。
それらには詳細なマニュアルがあるとは限らず、
(むしろ、ないことの方が多く)
ゆえに解説本が登場するわけです。
そういった解説本は確かに有用なのですが、
うまく選ばないと実りが少ない投資に
なりかねないので注意が必要です。
■ IT系の解説本は大別すると二種類に分けられます。
『10日で分かる○○』
とか
『はじめての××』
という系統の本がまずひとつ。
もうひとつは、
『△△のテクニック100選』
とか
『○○を10倍使いこなすTips集』
という系統の本です。
この二つがどう違うかですが、
前者は、頭から読んでいくことを想定した
ストーリー調の作りになっています。
後者は、辞書的な使い方を想定しているので
どこからでも読めるようになっています。
特に、後者の場合は1ページで1テーマとか
見開きで1テーマとかで完結しているのです。
■ ITについて学ぼうというときに、
ほんとうにゼロから学びたいケースは限られています。
多くの場合には、多少は使い方が分かっていて、
さらに生産性を増したいとか、便利に使いたい、
と考えて解説本を手に取るはずです。
そのような場合に、『はじめての〜』系な本を読むのは
既知の情報が多くあまり実りがありません。
むしろ、テクニック集・Tips集のような本を
ぱらぱらとめくって、自分の知らない事項だけを
吸収する方が得策です。
このとき、必ずしも具体的な操作を覚える必要はなく
どのような機能・テクニックがあるかをおさえるだけでも
よいのです。
何があるかを知らなければ調べることも出来ませんが、
知っていれば必要になったときに再度調べることが
出来るからです。
■ テクニックが一冊にまとまっている効用というのは、
ググるべき項目を知るのに役立つという点に
あるのかもしれませんね。
今日の【まとめ】
■ ITの解説本は大別すると二種類ある
■ 読むべきはテクニック集のように辞書的に使える本
■ ググるべき項目を知るのにも有用