【IT論考β】 Wi-Fiを使って欲しいキャリアと使いたくないユーザ[#49]

IT

■ スマートフォンは携帯電話回線(キャリア回線)を
  使って通信する機能はもちろんのこと、
  
  Wi-Fi接続で通信をする機能も搭載されています。
  
  きょうは、そんなスマホのWi-Fiのおはなしです。
  
  
■ 最近はカフェや飲食店にいくと、各キャリアの
  Wi-Fiスポットであることを示すステッカーが
  目に付きます。
  
  随時鉄道の駅構内や、駅間にもWi-Fiスポットが
  完備されつつあるようです。
  

■ キャリアがこのようにWi-Fiスポットを整備
  するのは、携帯電話の電波を節約(?)
  したいからです。
  
  人の集まる場所ではひとつの基地局に対して
  多くの人が通信を行うので、どうしても回線は
  逼迫します(=遅くなる)。
  
  したがって、どこかに通信を逃がす必要が
  でてきます。
  
  そのために使われているのがWi-Fiスポットです。
  キャリアの回線以外に通信を逃がすことで
  混雑の分散を図っているのです。
  
  
■ ただ、このWi-Fiスポットですがユーザには
  あまり人気がないようです。
  
  通信が不安定になったり、遅くなったりすることが
  その最大の要因でしょう。
  
  
  Wi-Fiは電波の届く範囲がそこまで広くありません。

  カフェで仕事(それこそドヤリング笑)をするなど
  同じ場所に留まって通信をする場合は安定的に
  高速通信を行うことができます。
  
  一方で、歩きながらなど移動しているときは
  電波の届く範囲からすぐに外れてしまうことが
  多くなります。
  
  Wi-Fiスポットの中心部から離れるほど速度は
  低下するので、Wi-Fiスポット内の移動でも
  速度は変わります。
  
  
  また、ひとつのWi-Fiスポットにどれだけの
  人数で接続し、どのくらい通信を行っているか
  によっても速度はかわります。
  
  みんなで電波を分け合っているので、人数が
  増えれば遅くなるのは当然です。
  

■ それでも、3Gが主流だったときはWi-Fiの方が
  かなり高速だったのでWi-Fiスポットを
  使いこなす方が快適に通信できました。
  
  しかし、LTE(4G)では携帯電話の回線自体が
  高速になったので、速度面でのメリットは薄れて
  きました。
  
  
■ したがって、外出先ではスマホのWi-Fi機能を
  あえてoffにするユーザも多いようです。
  
  実際、筆者もちょいちょいoffにしています。
  (キャリアには申し訳ないですが…)
  
  スマホユーザにとってはメリットが薄いのが
  キャリアのWi-Fiスポットの現状かもしれません。
  
 今日の【まとめ】
 ■ キャリア(携帯電話会社)はあちこちに
   Wi-Fiスポットを設置している
 ■ 携帯電話の通信を分散させるために
   Wi-Fiスポットが存在する
 ■ しかし、ユーザには使い勝手があまり
   よくないのが現状…
  
  

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