■ クラウド型の資産管理サービスとして、
マネーフォワード
https://moneyforward.com/
を先日ご紹介しました。
ネットバンクの残高や取引記録、
クレジットカードのWEB明細などを
自動的に取得してくれるサービスです。
これらを使いこなすには、
ネット上に決済記録が残るように
決済を行う必要があります。
しかし、現金決済も残らざるを得ないでしょう。
あるいは、決済単位よりも細かい単位(品単位)
で管理したいこともあるかもしれません。
今回はそんなニーズに対するひとつの解法を。
■ アナログ(紙媒体)データをデジタル(電子)化
するときに用いられる技術に、
OCR(光学文字認識)というものがあります。
紙媒体をスキャンした場合、
その結果は内部的に画像データになります。
「文字」という概念はなく、写真と同じです。
これを解析して「文字」を読み取る機能がOCRです。
日本語のOCRの精度はまだ完璧とはいえず、
どうしても誤認識が残ってしまうのが現状です。
とはいえ、全く使えないかというとそうでもなく
ある程度の割り切った使い方であれば実用的な
レベルではあります。
■ このOCRによってレシートを解析して、
家計簿データの入力を楽にするサービスがあります。
ReceReco(レシレコ)
http://www.brainpad.co.jp/recereco/
が有名です。
スマートフォンでレシートを撮影し、
それをOCRによって解析することで
レシートの情報を電子化します。
各々の品目については誤認識もありますが、
店名や金額についてはほぼ正確に認識してくれます。
誤認識についても手動で補正は出来るので、
すべて手動でデータ入力(電子化)するよりは
楽が出来るはずです。
■ そして、ReceRecoの面白い特徴は、
他のサービスと連携できるという点です。
マネーフォワードもその対象であり、
ReceRecoで電子化したデータを
マネーフォワードに取り込むことが出来ます。
これにより、
「レシートありの現金決済」
については多少楽に記録が出来るでしょう。
もちろん、ReceRecoを単独で家計簿アプリ
として使うことも出来るので、
この辺はニーズに合わせて使ってみるのが
よいでしょうね。
今日の【まとめ】
■ 画像としてスキャンしたデータから「文字」を
認識するのがOCR(光学文字認識)機能
■ レシートをOCRによって電子化することも可能
ReceRecoが代表的
■ マネーフォワードなど他サービスとの連携で
より便利に