【IT論考β】 OCR機能を使ってレシートを電子化する。[#43]

IT

■ クラウド型の資産管理サービスとして、

   マネーフォワード
    https://moneyforward.com/
    
  を先日ご紹介しました。
  
  
  ネットバンクの残高や取引記録、
  クレジットカードのWEB明細などを
  
  自動的に取得してくれるサービスです。
  
  
  これらを使いこなすには、
  ネット上に決済記録が残るように
  決済を行う必要があります。
  
  しかし、現金決済も残らざるを得ないでしょう。

  あるいは、決済単位よりも細かい単位(品単位)
  で管理したいこともあるかもしれません。
  
  
  今回はそんなニーズに対するひとつの解法を。
  
  
■ アナログ(紙媒体)データをデジタル(電子)化
  するときに用いられる技術に、
  
  OCR(光学文字認識)というものがあります。
  
  
  紙媒体をスキャンした場合、
  その結果は内部的に画像データになります。
  
  「文字」という概念はなく、写真と同じです。
  これを解析して「文字」を読み取る機能がOCRです。
  
  
  日本語のOCRの精度はまだ完璧とはいえず、
  どうしても誤認識が残ってしまうのが現状です。
  
  とはいえ、全く使えないかというとそうでもなく
  ある程度の割り切った使い方であれば実用的な
  レベルではあります。
  
  
■ このOCRによってレシートを解析して、
  家計簿データの入力を楽にするサービスがあります。
  
  ReceReco(レシレコ)
   http://www.brainpad.co.jp/recereco/
   
  が有名です。
  
  スマートフォンでレシートを撮影し、
  それをOCRによって解析することで
  
  レシートの情報を電子化します。
  
  
  各々の品目については誤認識もありますが、
  店名や金額についてはほぼ正確に認識してくれます。
  
  誤認識についても手動で補正は出来るので、
  すべて手動でデータ入力(電子化)するよりは
  楽が出来るはずです。
  
  
■ そして、ReceRecoの面白い特徴は、
  他のサービスと連携できるという点です。
  
  マネーフォワードもその対象であり、
  
  ReceRecoで電子化したデータを
  マネーフォワードに取り込むことが出来ます。
  
  これにより、
  「レシートありの現金決済」
  については多少楽に記録が出来るでしょう。
  
  
  もちろん、ReceRecoを単独で家計簿アプリ
  として使うことも出来るので、
  
  この辺はニーズに合わせて使ってみるのが
  よいでしょうね。
  
  
 今日の【まとめ】
 ■ 画像としてスキャンしたデータから「文字」を
   認識するのがOCR(光学文字認識)機能
 ■ レシートをOCRによって電子化することも可能
   ReceRecoが代表的
 ■ マネーフォワードなど他サービスとの連携で
   より便利に

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