あなたのネット上での足跡はGoogle先生が知っている。

IT

最近は個人情報というものに対して世の中は非常に敏感な反応を示します。その一方で、他者に対して個人情報を提供する機会は増えているわけで、そのあたりをどこまで意識しながら人々が暮らしているかは謎なところです。

例えば、GmailやAndroid端末を使っているなど、Googleのアカウントを保有しているひとのネット上での行動は、ほぼすべてGoogle先生に把握されていると考えた方が妥当です。実際、アカウント履歴の画面からは過去の検索履歴や閲覧履歴を確認することができます。

一応、この機能を止めようと思えば止められるようにはなっていますが、Googleのサービスを使う以上、完全にコントロールするのは実質的に難しいでしょう。個人の履歴を使うことで、各々にとってより精度の高い検索結果が得られるというメリットがある一方で、その履歴が広告表示にも相当反映されているというのもほぼ確実です。

もちろん、これはGoogleに限ったことではなく、Amazonや楽天も購買履歴や商品の閲覧履歴をきっちり補足しています。だからこそ、個々人にカスタマイズされたオススメ商品が提示されるわけです。

その他のサイトでも、完全に個人には紐つかないレベルでのアクセス解析は日常的に行われていますし、会員登録をしてログインするサイトなら個人に紐つけることも技術的には容易でしょう。

こういった事実を、知っていてかつ肯定的に受け入れているのか、知っていて否定的ではあるが受け入れているのか、知らずにつかっているのか、は大きな違いでしょう。とはいえ、受け入れないと実質的にはネットを使えないようなものなので、大なり小なりネット上での足跡を残しながら生きることになるでしょう。

さて、バーチャルな空間ではこのような状況ですが、リアル世界では違うのでしょうか?

それはまたの機会に。

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