悪を見つけて叩き合うよりも、善を見つけてティーアップしまくるべし。

ほぼエッセイ

今年も半分以上が過ぎました。そして、世間を騒がせたニュースがいろいろと。というよりは、世間が騒いだ、といった方が正しいやもしれません。

ここでは具体的な事例をあげることはしませんが、ネガティブな事実が表面化して、それを既存メディアもネットメディアもSNSも総出になって叩く、という事が多々あります。ネガティブな事実の数は昔から変わらないのかも知れませんし、メディアがそれを叩くというのも昔からなのかもしれません。ただ、ネットにSNSが加わることで一般人もそれに加わるようになりました。

もちろん、中には良識のある人もいるわけで、冷静に分析した上で独自の見解を述べる人もいます。既存メディアの限られた人員では取材できないような部分まで切り込むことが出来るようになったのもネットやSNSの功績です。

とはいえ、多くの人々はまさに「フォロワー」よろしく世の中の流れに乗っているだけにも見えます。そして、それは基本的に人を貶める方向に強く働いているような気がしてなりません。

不正を明らかにすることや、世の中の闇に光を当てることは重要です。それが悪であるならば相応の裁きを受けることも必要でしょう。しかし、必要以上にバッシングをしたところで問題が解決するわけでも、誰かが幸せになるわけでもありません。むしろ世の中全体で見れば不幸になるだけです。

であるならば、人々はもっと世の中の明るい部分に目を向け、それを褒め賞賛することに力を尽くしたらどうでしょうか。褒められて嫌な気になる人はいません。少なくともけなされるよりは良いはずです。そして賞賛されるほどにやる気も増し、さらに成果をあげるように活動を行うという好循環が生まれます。

そうすることで、個々人としても成果をあげることが出来てハッピーですし、世の中全体としても価値の総量が増えるわけです。叩き合うことが負のスパイラルならば、褒め合うことで正のスパイラルに入ろうというわけです。

もし、世の中が負のスパイラルでしか回らないのだとしても、せめて自分の周りだけでもティーアップしあって成果の出る集団にすることで、周囲へプラスの影響力を発揮できるようになるのではないでしょうか。

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