リアルコミュニケーションはなくならない。

IT

 新しいデバイスや技術、それを使ったコミュニケーションツールが出てくるたびに一見すると便利になっているような錯覚に陥ります。しかし、新しいコミュニケーションツールが既存のツールを完全に代替した例はほとんどありません。

手紙はなくなっていませんし、電話やFaxはいまも健在です。メールがSNSに取って代わられるかというと少なくともビジネスシーンでは甚だ疑問です。

近い将来、Web会議をしながら同僚とチャットもして、その間に社外からのメールを処理しつつ、内線電話が鳴ったと思ったら、スマホにも着信が、なんていう笑えない光景が起きないとも限りません。

新しいコミュニケーションツールをいれるならば、本来は古いコミュニケーションツールを廃棄するべきなのです。なぜなら、どのツールもコミュニケーションをとるためのものであり、最強のコミュニケーションは Face to Face つまりリアルコミュニケーションであることは揺らがないからです。

もし、新たなツールをいれるときに過去のしがらみから古いツールを捨てられないのだとしたら、いっそ新しいツールからは逃げてしまう方が良いかも知れません。

デジタルなツールを使いこなせいないことに寄る格差をデジタルでバイトというのならば、あえてデジタルデバイドの側になってしまうのです。格差はリアルコミュニケーションで埋めれば良いのですから。

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