カラオケも「おひとりさま」の時代。

ほぼエッセイ

日本の総人口が減る中にあって、高齢化と晩婚化によって単身世帯はむしろ増えやすくなっている昨今。大家族から核家族化と家族は小さくなってゆき、その極みが「おひとりさま」というわけです。

老若男女問わず「おひとりさま」は増えていくことになるので、世の中の様々な仕組みが「おひとりさま」対応になっていくことでしょう。

娯楽もその例外ではなく、最近では一人カラオケもかなり普及してきたように思います。一人でカラオケに行くことに対する心理的ハードルが存在したわけですが、最近は店舗側も一人カラオケも考慮した店作りをしています。

面白いところではネットカフェに一人から二人用のカラオケブースがあったりします。二人でも使えるのでネットカフェのカップル席に近い存在と考えることもできますが、一人カラオケも前提とした設備になっています。ヘッドホンとスタジオ用マイクが用意されていて、気分はスタジオ状態にもなるわけです。

カラオケマシーンも進化していて、歌った曲を会員サイト上にアップして自宅で聞くことや、歌った曲をその場でCDに焼く機能が搭載されています。もちろん、これを複数人で楽しむことは可能でしょうが、少なくともみんなでカラオケをする楽しみとは別の楽しみ方を提供しているのは間違いありません。そして、それは「おひとりさま」でも十分楽しめるものです。

これまでは複数人で楽しむモノだった娯楽が、「おひとりさま」でも楽しめるようになる、そんな事例はこれからどんどん増えるのかもしれませんね。

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