スマホで外の世界に出るには身を守る術を知ることも必要で。

IT

ITが車と同じ存在になった世界。」では、ITの車化にスマートフォンが一役買っていて、ガラケーから移行したユーザのとらえ方はケータイ≒スマホであろうと考えました。

しかし、実際にはケータイ≒スマホどころか、ケータイ≠スマホ(≒パソコン)なのです。

それの意味するところは、よりパソコンに近い利便性を享受できるが、よりパソコンに近い危険もついてくるということです。ガラケーは良くも悪くもキャリア(携帯電話会社)の作る閉じた世界のモノでしたが、スマホは容易にそれよりも外の世界に出ることが出来ます。というより、外に出ないとそのメリットを享受できません。その世界こそがインターネットです。

インターネットはどちらかと言えば自由を是とする世界です。オープンであることが発展の原動力であると考える人たちが多いからです。しかしこの世界は悪意を持った人にも自由を提供してしまいます。

したがって、スマホを使ってインターネットの世界で暮らすならば、悪意から身を守る術が必要です。そのためには敵を知ること、つまりどんな危険があるかは知る必要があります。そもそもどういう世界なのかを知ることも必要でしょう。

車の運転に免許が必要なのは、必要な知識と技能があるからです。車の構造を詳細に知る必要はないが、最低限の法規(ルール)や仕組みは知っておく必要があるということです。車は容易に殺傷兵器になるのでそれを国家が介入して管理しているわけです。

ITの殺傷能力はそこまで高くはないので国家が介入して免許制にする必要はないでしょうが、誰かしらが最低限の知識と技能を定義し、それを学ぶ仕組み作る必要はあるでしょう。肉体的に死に至ることはないですが、遠隔操作ウイルスによる誤認逮捕や炎上騒ぎに見るように社会的に死に至ることはあります。あるいはネットバンクで金銭的ダメージを受ける可能性にも留意すべきです。

現状ではITの普及に対して教育がまったくついていけてないのが問題ですね…。

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