ITエンジニアが論理的に/ロジックでいろいろ考えてみるblog 進化途中なのでいわゆるβ版。

コミュニケーションツールとしてのITはむしろ有害?

前回、「怠惰な精神をもつことが成果をあげる鍵となる時代。」でこれからの労働者にはITが重要だと主張した舌の根も乾かぬうちに、今回はITはむしろ有害なのではないかと考えてみます。

ITが企業内で浸透し始めた頃、果敢に抵抗したおじさま方ですら今やすっかりメール文化にそまっているのでは?と感じられる昨今ですが、「メールが生産性向上にマイナスだ」と唱える人が徐々に増えてきているようです。そういった主張はむしろITを使いこなしている(と思われる)人々からあがっています。これをどのように考えるべきでしょうか。

ところで、筆者はしばらく前からコミュニケーションツールとしてのITには懐疑的です。近頃はメールに加えて、Web会議やビデオチャット、社内SNSといろいろなものが企業内でのコミュニケーションツールとして取り沙汰されています。それらは導入に金銭的・時間的コストがかかるわりには効果が高くないのではないかと思っています。つまりコストパフォーマンスが悪いと。

ITの長足の進化は様々な可能性を感じさせます。それゆえにコミュニケーションにも変革をもたらすのではないかと期待されます。しかし、コンピュータへ入力を行う人間の能力やコンピュータの出力を受ける人間の能力はここ数十年で進化したわけではありません。コミュニケーションにITを投入すれば、大量の情報が人間に押し寄せるのはITの性質からいって当然の帰結です。そして、それに人間が対応しきれないのもまた当然のことです。

おそらく、これが「メールが生産性向上にマイナス」になる理由でしょう。メールはITの力を借りることで情報発信の労力を劇的に下げます。ボタン一つで数百人に情報を流すことも可能です。おかげで重要ではない情報まで人々に押し寄せてくるようになったのです。

これまでは、顔を見てミーティングをするためにはどちらかが出向く必要があります。それはコストなので、コストに見合う結果が得られそうになければミーティング自体が発生しません。今後、Web会議やビデオチャットが普及すればボタン一つで顔を見てミーティングが出来るようになります。それはコミュニケーション促進という正の側面もあるわけですが、たいして重要ではないミーティングが増える結果にもなりかねません。

何が重要かを忘れないようにしないといけませんね。


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