選挙特番というのはなかなか面白い番組だと思います。何が面白いかというと一般論と具体論が人間模様にとけこんだ世界が表現されているから。
20:00に表示される情勢予測なんていうのは単なる統計処理された結果にすぎないわけで一般論です。各党の党首クラスにインタビューがされますが、そこでの応対は当然ながら一般論です。
一方で、実際に当選する代議士はもちろん個別具体な存在です。そして候補者にはそれぞれの世界があるわけです。番組では注目候補の動向という形にはなりますが、そこには個別論を見ることができます。
そんな個別な世界で票を獲得して、国政というある意味では最も一般化(抽象化)された世界で仕事をする政治家がどういう思考力をもっているのかは興味があるところ。