その先送りはよい先送り?わるい先送り?

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時間が出来たらやろうと思っていることのひとつやふたつ、誰しも持っているのではないでしょうか。しかし、その「時間」というのが終ぞ訪れることはなかったという経験も多くの人があるのではないでしょうか。

先送りという言葉はあまりいい意味では使われないような気がしますが、果たしてすべての先送りが悪なのかというとそうでもないかもしれません。重要でもなければそこまで緊急でもないという事柄は永遠に先送りしてしまってもなんら悪影響を生じないと言うこともあるでしょう。使える時間(リソース)が有限なのですから、やったほうがいいことをすべてやる時間に恵まれる人などおそらくいないはずです。

問題なのは、緊急度に関わらず「重要であること」を先送りし続けることでしょう。重要なことというのは概して波及効果が大きいことが多いです。つまり、何らかの手を打つとその効果は長期にわたるタイプのものです。逆に考えれば、その場限りの効果しか生まない事柄は永遠に先送りしたとしても、損失はその場限りです。つまり、先送りしてもいい対象です。

卑近な例として家計の見直しを考えてみましょう。

衝動買いというのは基本的にはその場限りのものです。もちろん金額の多寡にもよりますし、あまりに高頻度というかクセになっている場合は例外ですが、仮に10万円の衝動買いをしても支出としてはその場限りの10万円です。

一方で固定費と呼ばれるタイプのものは毎月発生する支出です。公共料金系だったり、各種の保険料だったり、ローンの返済だったり。そういったものを見直して節約しようと考えている人は結構いるのでしょうが、多くの人が先送りしているのが現状な気がします。しかし、固定費の場合は毎月のことですから、長期で考えれば「塵も積もれば山となる」なわけです。そして、そういったことは早く手をつけるほどに多くの得があるわけです。したがって、これは先送りしてはいけないタイプのものです。

いつかやろうとしていることが、先送りしてもよいタイプなのがわるいタイプなのかを考えてみるのも必要かも知れませんね。

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