クレジットカードでポイントを稼ぐ? 〜リボはダメ!絶対!〜

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引き続きクレジットカードに関するお話です。今回はリボ払いに言及しておきます。

 

カード会社のポイントプログラムやキャンペーンをみると、リボ払いに対してはポイントが倍増あるいは3倍増などの優遇措置がとられていることがよくあります。あるいは、一括払いで決済したものをネット上で簡単にリボ払いに変更できるカード会社も多いです。「月々の返済額が一定」というのがウリなリボ払いは、利用者から見ても便利そうに見えますが、筆者はリボ払いは多重債務者への一里塚と考えています。

カード会社がリボ払いを優遇するのはそれがカード会社の利益になるからです。リボ払いは金利が高いため、カード会社の収入は大きくなります。また、継続的にカードが利用されれば残高(負債)はなかなか減らないので長期的に金利を支払うことになります。つまり、カード会社は収益をあげ、消費者は金利を払い続けるのでポイントが増量されたとしても明らかに損をします。リボ払いはあくまで「借金」の一形態であり、利用者に便利な制度になっているからには金利は高いということは心得るべきです。

 

クレジットカードというのは自らの信用のもとに借金をするためのツールです。それは一括払いでも変わりません。買い物をしてから、決済代金が口座から引き落とされるまでは最長で約2ヶ月あります。一括払いであれば金利(手数料)はかかりませんから、実質的には最長2ヶ月間にわたって金利0%で借金をする権利を有していることになります。経費などの精算に利用する場合はこの特性は便利ですが、カードを使う=借金をしているという認識だけは忘れない方がよいでしょう。

支払いは一括払いで、ポイントはしっかりもらうという利用者は、カード会社からすればあまりうれしい存在ではありませんが、賢い消費者となるのであればそのような使い方を心がけるべきです。

 

実験によると、人間は現金決済の場合に比べてクレジットカード決済の場合には、最低でも1.2倍から1.5倍ほど支出が増える傾向にあるそうです。確かに、カード決済では現金が出ていく感覚が薄いですからついつい使いすぎてしまうことはあり得ます。カード決済=借金なので、ついついたくさん借金をしてしまうということになります。もちろん、支払い能力の範囲内なら問題ないのですが、それを超えてリボ払いを活用し出すのは危険な兆候ですからぜひお気をつけを。

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