小手先の技術でもそれなりの成果はあがっているはず。

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会社の人にいつものごとく人生相談にのっていただいたのですが、いただいたコメントに関して考えてみました。

筆者の「こういうことがやりたいんですよねぇ。ほんとは。」という回答に対して、「それって言葉は悪いけど小手先の技術でやっていきたいってこと?」と叱咤いただいたにも関わらず、「はい、そうです(キリッ)」とお答えいたしました笑。前後の文脈を省いてはいますが、かなり的確に筆者の考え方と現状を示しています。

おそらくこの一言を見ると多くの方は否定的なニュアンスを感じるでしょうし、実際に否定的なニュアンスが含まれていたとは思うのですが、筆者はむしろ肯定的にさえ捉えているのです。筆者にとっての「小手先の技術」とは、既存のモノを組み合わせることで短い時間・工数・リソースで新たな価値を創出することを意味します。そしてそれは、下記に示す目標達成の手段として選択しているに過ぎません。

 

このblogでも何度も書いていますが、時間は有限です。1日が24時間であることは、どんな富豪とて変えることはできません。つまり、時間こそがもっとも制約条件となるリソースだと筆者は考えています。そして、筆者が目指している目標は「より大きな価値の創出」です。

もし、筆者に時間という制約条件があったとしてもゼロから大きな価値を創出するだけの能力があったならば、「小手先の技術」を使うのなどは愚の骨頂であり、ゼロから大きな価値を創出するということを目標としたでしょう。ただ、残念ながら筆者はそういったことは得意ではないようなのです。

人生という限られた時間(制約条件)の中でより大きな価値を創出するには、人生という枠内でゼロから大きな価値を創出できる見込みがないのなら、それはとるべき手段ではないと考えているのです。ゼロからの価値創出をあきらめるのであれば、既存のモノを組み合わせて新たな価値を創出する以外に道はありません。いいかえれば、1+1を2よりも大きくする活動です。

そして、短時間で価値を創出することが出来ればスループットは高くなるので、それを人生という期間で積分すれば筆者のめざす「より大きな価値の創出」につながると考えているのです。裏を返すと、いかにスループットを高めるかがこの手法のミソになります。そうなると、組み合わせる候補となる母集団を増やすことと、その組み合わせの中から大きな価値を生むモノを選別するという二つの活動が必要です。だからこそ、筆者は日々大量のインプットを行うことを自らに課しているのです。

既存のモノを組み合わせて新たな価値を生む手法というのは、確かに見方によっては「小手先の技術」です。夢がない、と考える人々も多いことでしょう。筆者も我ながら「小手先ばっかじゃん、自分のやってることは。」と思わなくはありません。それでも、この方法で成果を出してきたことも事実ですし、それが人生という枠内において「より大きな価値の創出」につながるという確信が消えない限りはこの方法をとり続けるでしょう。

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