出来る社員は会議中にホワイトボードを使い出すらしいですよ?

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コミュニケーションのお話。

「SEに必要なのはプログラミング力よりもコミュニケーション能力だ」と主張して憚らないSIerが多いです。基本的に大手のSIerの新卒採用ページにはほぼ例外なくこの手のことが書いてあります。

 

SEをやっていくのにコミュニケーション能力が必須であることは否定しようのない事実ではあります。それは認めます。でも、ほかの業種に比べて著しく高いコミュニケーション能力が必要なのかというと甚だ疑問です。いまどき、コミュニケーション能力不問で採用してくれる企業などないと思うのですが…。つまり、人間と人間がビジネスをする以上、どこに行ってもコミュニケーション能力は必要でしょう、と。

まぁ、SEのコミュニケーション能力がなんたるかは実は今日の本題ではないのでこれぐらいにして…笑。

の中に、「ホワイトボードを使う」という項目がありました。

若手だろうと中堅だろうと、出来る社員は会議中に立ち上がってホワイトボードに会議の内容を書き出すそうです。議論が発散ししたり、言葉だけの空中戦にならないようにしているのだと書籍では指摘していました。

 

ホワイトボードに限らず、コミュニケーションでは「同じモノをみる」というのが基本なのではないかと思います。人間はみな自分の役割だったり立場というものがあるので、ポジショントークになりがちです。というか、すべてがポジショントークと言ってもいいぐらいです。そのポジショントークを別なポジションの人が聞くと、往々にして齟齬が生じます。言葉というのはとらえ方によってかなり幅のある解釈が可能ですから。とくに流れて消えてしまう話し言葉では。

その齟齬を最小限にするために、紙の資料でも、ホワイトボードでもスライドでもいいので、皆が同じモノを見ることが有効です。特に図やグラフ・表に落とし込めるのが望ましい。その上で、それらをどう解釈するか合意形成をはかるのがよいのではないかと。

人間の脳内情報を100%伝えることが出来ない以上、齟齬をゼロにするのは無理ですが、減らす一助とはなるはずです。

 

そういえば、大学時代のゼミで先生は必ず「とりあえず絵に描いて」と言っていたのを思い出します。

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