ITコンサル?

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IT産業はもうすぐコモディティ産業になるというのが持論です。

たった10年ほど前にはITはバブルに沸いていたのに、結局IT革命とは何だったのでしょうか。
まぁこの10年でITが企業においても個人においても必要不可欠な存在になったことは事実でしょう。ただし、それはある意味ではコモディティ化したと考えることも出来ます。以前はITに対してお金を払うことは特に企業においては投資でした。それがいまではコストです。

投資というのは、当たるかどうかわからないけどうまくいけばリターンがあるからお金を投じるということです。よって投じた資金が丸々無駄になることもあり得ます。一方で、コストというのはほんとなら払いたくないけど必要なものに対する対価だから仕方なくお金を投じるという側面があります。当然、安ければ安いほどよい。
ITが投資からコストになっているということは、ITが投資対象から単なるインフラになりつつあるということ。でも、その世の中の判断はたぶん正しい。そもそも、ITは手段であって目的ではないのだから。

大手のSIerはコンサル的なことを重視しているようですが、顧客の目的達成に対してITという手段が好ましくない場合はどうするつもりなのでしょうか。システム化がほとんど進んでいない時代であれば、どこかしらをITによって効率化することは出来たでしょうが、これからは単に保守対象を増やすだけでたいした効果が得られないケースも増えてくるはず。そこに対して業務コンサルではないITコンサル屋さんはどうするつもりなのか。

謎は深まるばかり。

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