計画の実行には処理系が必要。

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7つの習慣―成功には原則があった!
を復習していたところ、「計画とはプログラミングである」との記述がありSE魂を刺激されました。

確かに、計画を立てることはプログラミングと似ているかもしれません。なんといっても計画をprogramと訳すケースもあるぐらいなので。しかし、実行の段階になるとだいぶ趣が異なります。
コンピュータプログラムは、処理系と呼ばれる実行エンジンが用意されており、完成したプログラムは処理系が実行してくれます。つまり、コンピュータによる自動実行です。もちろんバグがあればこけますが。
一方で、人間の計画の処理系は人間自身です。この処理系は結構いい加減です。コンピュータと違い、やる気や気分、体調など諸々の要素が実行の阻害要因となります。計画の実行成功率をあげるためには、計画と同時に処理系も作らなければいけません。つまり仕組み化です。いくら計画を立ててもそれが実行できない環境では意味がありません。計画を円滑に実行できるように仕組みも用意して、容易に計画を実行できるにする必要があります。
もしかすると、計画をたてることより処理系を作ることに焦点を当てる方がより重要なのかもしれません。世の中には計画倒れする計画がなんと多いことか。おそらく相当数の計画がどのように実行するかが考えられていない、つまり処理系を考えられないまま立てられているのでしょう。

冒頭の言葉はSE的にはこう換言するのが実態としては適切かもしれません。
「計画とはプログラミングと同時に処理系をつくることである」

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