抽象化なのか?

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ここ数日、具体・抽象の話を書いてきましたが、理解しがたい抽象化の得意な業界があることに気づきました。もちろんわれらがIT業界です。

今年のIT業界的なトレンドワードは「ビッグデータ」になるでしょう。いかにも抽象的な単語ですね。ビッグデータ=でかい情報。なんのことだかさっぱりです。
IT業界としていわんとしているのは、大量に抱えているデータを処理・解析してそこから有用な情報を引き出しましょうという話。でもそれって、以前に「データウェアハウス」っていう単語で流行らせようとしたのと違うんですかね?たぶん、業界の人でも返答に困るんじゃないですかね。
「クラウド」という単語とともに流行らせようとしてSaaSというのも、昔に流行らせようとしたASPサービスと違うの?っていう突っ込みありましたよね。Web2.0っていうのも結局なんのことだかよくわからないまま消え去りましたしね。

「名前」というのはある程度抽象化された概念です。つまり、名前をつけるということは具体的なものがある程度抽象化される過程を含みます。この抽象化は妥当な手順で行う必要があるはずなのですが、どうもこの業界は少し間違って抽象化してしまうようです。

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